本日のインプラントゲストは財界要人であった。多忙のため、インプラント医療に多くの時間は割けない人であった。もちろん骨の代謝を勘案するとインプラント植立後じっくり待って、歯を作るのが望ましいが、今日はインプラント手術時に歯の型を取り、来週歯を装着する予定である。通常上顎では骨の硬さも軟らかく、このような手法はリスクがあるが、ご本人のたっての希望もあり、インプラント治療期間の極小化を意図した。
このような治療法では、文献的には高い成績が報告されているが、われわれの感触では成功率は80%程度に低下するとの印象を持っている。何に付けスピード化社会であり、早く治療が終わればメリットは大きいが、骨の代謝速度から考えるとわれわれとしてはじっくり待つスタンスを取りたいものである。伊藤正夫
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